リネンカーテンが欲しいけど縮んだりシワになるのが心配という方は多いのではないでしょうか。
天然素材リネンは扱い方さえ知っておけば
- 汚れにくく洗濯が少なくて済む
- 強くて丈夫
- カビが生えにくい
- 保温性がある
という実用的な素材なんです。

そこで本記事はリネンカーテンを暮らしに取り入れるための
・リネンカーテンの洗濯で気をつけるポイント
・洗濯機で洗ったレビュー
をご紹介します。
上手に付き合えばリネンカーテンはとてもおすすめです。
リネンカーテンの洗濯で気をつけるポイント

リネンカーテンは化学繊維に比べあまり洗濯をする必要がありません。
- 静電気が起こりにくい→ほこりがつきにくい
- 綿の4倍の吸湿性→カビに強い
- リネン繊維にあるペクチンの効果→汚れをはじく
お手入れはカーテンの生地をパタパタ動かしたり、はたきで払いましょう。
リネンカーテンの洗濯頻度は2〜3年に1回が目安です。化学繊維のカーテンが年に1〜2回の洗濯が必要であるのと比べるとリネンカーテンは洗濯の手間が減りますね。
リネンカーテンは洗うと縮むを知っておく
リネンは洗濯すると縮むという事実を知らないと、せっかく買ったカーテンが寸足らずになってしまった‥‥と後悔するかもしれません。
洗濯の時だけでなく、日々の温度や湿度でも多少の伸び縮みがあるリネン素材。
植物由来の天然繊維だからこそ起こる特性としてあらかじめ理解しておくと良いですね。
どの程度伸び縮みがあるかは洗濯の方法や干し方、使用環境によっても変わってきます。洗濯のたびに縮むわけではないので、縮むことを前提にしてカーテンサイズを決めましょう。
リネンを使ってみたい方はまずデメリットを押さえておけば安心です。参考記事:【リネンカーテンのデメリット】後悔・失敗しなための6つの対処法
繊細なものは手洗いする

デリケートな薄地のリネンや繊細な織り、刺繍の施されたリネンなどについては洗濯機ではなく手洗いしたほうが安心です。
- 中性か弱アルカリ性洗剤を入れたぬるま湯に数時間つけておく
- 軽く押し洗い
- 軽くすすいでから絞る
- カーテンレールに吊るしてシワを伸ばして自然乾燥させる
しみがついたらできるだけ早く処置をする
リネンの繊維には柑橘系のフルーツのようにペクチンが含まれています。
ペクチンにはゴムのような特性があるため汚れを弾いたり繊維自体を守ってくれる働きがあります。
とはいえシミがついてしまうことがあるかもしれません。
そんな時は
- まずはできるだけ早くしみ抜きをすること。
- すぐにできない時は乾かさないよう湿らせた状態にしてあとでしみ抜き。
というポイントを守っておけば落とすことができます。
- 下にティッシュを重ねて敷く。
- 上から水で濡らして石けんをこすりつけ手で軽くもみ洗いする。
ただし黒い点状に発生したカビについては残念ながらなかなか取れません。
それでも落ちない場合は酸素系漂白剤を使う

しみ抜きをしてもなかなか落ちない時は最終手段として色柄物専用の酸素系漂白剤(塩素系はだめ)を使う方法があります。
生地が傷みやすくなるのでリネンと漂白剤それぞれの表示をきちんと見て使うことが大切です。
乾燥機は使わない
乾燥機は生地を傷めるので使わないようにしましょう。
リネンは速乾性があるので素早く水分を発散してあっという間に乾きます。
干す時は手でシワを伸ばし、ピンと広げればアイロンをかけなくても使えます。
パリッとシワのない状態に仕上げたいのなら、洗って脱水した程度の湿った状態でアイロンを掛けるのが効果的です。
完全に乾いてしまってからでは、霧吹きで水をかけたくらいではシワは消えません。
アイロンの温度は麻表示のある高温に合わせてください。
アイロンがけの際、水のかわりにリネンウォーターを霧吹きに入れて使うとほんのり良い香りをつけることができます。
リネンウォーターはハーブからエッセンシャルオイルを抽出した後に残る香りが凝縮した水から作ったもの。アイロンだけでなく、洗濯機の柔軟剤投入口に入れたり干す前にスプレーして香りをつけるという使い方もあります。
リネンカーテンを洗濯機で洗う方法
筆者がリネンカーテンを洗濯機で洗った方法をご紹介します。
アジャスターフックを外す

カーテン生地がこすれて傷むのを避けるためフックは外します。
洗濯ネットに入れる

気になる汚れ部分は上にくるように折りたたみ、目の細かいメッシュの洗濯ネットに入れます。
中性洗剤を使って最弱水流・最大水量で洗う

洗濯機で洗う際のポイント
- おしゃれ着用の洗剤(中性洗剤)を使う
- 手洗いモードやドライクリーニングモードに設定する(弱水流・最大水量で洗う)
- 脱水は1分以内
- 水で洗うこと(お湯はだめ)
脱水が終わったら素早く干す

脱水が終わったらすぐにカーテンレールに吊るします。
シワが結構ありましたが、ピンと生地を伸ばしていくとほとんど取れました。
これをやるとやらないでは仕上がりが随分変わってきます。
しわがある程度取れたらそのまま自然乾燥させます。
やはりリネンは乾くのが早かったです。
干した直後は洗う前より水の重みで伸びていましたが、乾くと5㎝程度縮みました。

想定していたほど縮まなかったといった感想です。
リネンカーテンは使いづらそうと思った方は、洗濯でのシワや縮みがほとんどないリネン風(リネンライク)カーテンがおすすめです。参考記事:【リネン風カーテンのデメリット】リネン100%カーテンと徹底比較
リネンカーテンの洗濯:まとめ
以上、リネンカーテンの洗濯についてご紹介しました。
購入する時に洗濯後の縮みを考えて決めるのは必須です。
リネンは縮む・シワがつきやすいという面がありますが、私は生活に取り入れてメリットの方を多く感じています。
化学繊維のカーテンの高機能さはありませんが、光の入り方なども気に入っています。
リネンカーテンを取り入れることに迷われている方の参考になれれば幸いです。
\ おすすめ記事はこちらから/
高品質でお求めやすいリネンカーテンを厳選して紹介!