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【リネンカーテン6つの後悔とデメリット】使用感や対処法も紹介

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リネンカーテンは長く使い続けるほどに風合いが増し、化学繊維のカーテンにはない味わいがあるのが魅力です。

でも実際にリネンカーテンを使っていて後悔することはないの?

と気になる方もいらっしゃいますよね。

ぽちころ

結論、リネンカーテンにもデメリットもあります。ただ化学繊維のカーテンにないメリットもあるんです。
本記事では「筆者がリネンカーテンを使用して感じた後悔した点・良かった点」をご紹介します。
リネンカーテン購入後に後悔しないためにぜひ参考にしてください。

Contents

リネンカーテン6つの後悔とデメリット

リネンカーテンで後悔する6つのデメリットと対処法

リネンカーテン購入後に「よくある後悔しがちなこと6つ」を紹介します。

リネンカーテンで後悔する6つのこと
  • 伸び縮みする
  • 透け感
  • シワになる
  • 寒く感じる
  • 遮光性がない
  • 毛羽が出る

伸び縮みする

リネンカーテンは伸び縮みする

リネンは繊維に内包する水分を調整するため、繊維が伸び縮みします。

そのため、季節によっては若干丈が変わることがあり隙間ができる場合があります。

筆者も早速試しに洗ってみました。洗濯後は水の重さで伸びますが乾くと洗う前より5センチほど縮みました。

こうした特性を知らずにサイズを選んで洗濯してしまうと丈が合わなくなったと後悔してしまいます

伸び縮みの対処法

伸び縮みの対処法
  • 縮むことを考慮したカーテンサイズを選ぶ
  • デリケート衣料用洗剤を使い、脱水は短時間ですぐにレールに吊るしシワを伸ばして干す
  • 洗濯不可の場合はドライクリーニングに出す

リネンは洗うと縮みますが、1〜2回の洗濯で3〜5%縮んだ後は洗濯のたびに縮んでいくわけではありません。

初めに縮むことを想定したサイズで購入すれば大きな問題はありません。

洗濯の仕方によってもその具合はかなり変わってきますので洗濯絵表示は必ず確認しましょう。

透けるのが気になる

透けるのが気になる

リネンカーテンの透け感はどれくらいなのか気になりますよね。

リネンカーテンは天然素材のため、遮光機能はなく多少の透け感はあります。

また、生地が厚手・薄手でそれぞれ透け感の違いはありますが、筆者の使っている中厚手のリネンカーテンは外から見ても部屋の中は見えませんでした。

夜は電気をつけると部屋の中の人影がぼんやりと映る程度です。

遮光カーテンの閉塞感が苦手な方は、自然な光を通すリネンがおすすめです。

対処法

リネンカーテンのサンプル生地
サンプル生地での透け感の確認は大切

まずはサンプル生地や店頭で確認してから購入するようにしましょう。

各カーテン通販サイトのサンプル生地を取り寄せて確かめましたが「サイトで見たカーテン画像とはイメージが違うな」という生地もありました。

もちろん想像していた通りの生地もあったのですがリネンカーテンは安くはない買い物なので「ネットだけで決めなくて良かった」というのが正直なところです。

リネンカーテンの透け具合

透け具合を確かめる為、生地の下に写真を置いています。

薄手の生地は結構透けています。

透けにくいリネンカーテン

厚手の生地はほとんど透けていません。

薄手の生地は陽に当てるとこんな感じでした。

透けているリネンカーテン

なるべく透けないリネンカーテンをお探しであれば「濃い色の生地」や「厚手のリネン生地」を選ぶと良いですね。

日中は自然の光を取り入れたいという方は、夜だけ部屋の様子がわからないように遮光カーテンと組み合わせて使う、という方法もあります。

シワになる

リネンカーテンのしわ

リネンは他の植物繊維と比べて繊維の中に結晶上の部分が多いため、結晶が一旦壊れたときには変形して元に戻りにくくなります。これがリネンのシワになりやすい原因です。

買ったばかりの折りたたみジワ、洗濯した後のシワ、確かに放っておけませんでした。

対処法

一番しわになりやすいのは洗濯した時。

リネンはほこりを寄せ付けずに汚れにくいため、洗濯回数は2〜3年に1回で良いのですが汚れて洗濯する場合は

  • 脱水を30秒ほどの短時間で済ませる
  • できるだけ早めにカーテンレールに吊るして乾かす

という点さえ気をつけて洗濯すれば自然な風合いのシワ感を楽しむことができます。

どうしてもシワが気になる方は十分濡らしてからアイロンをかけるとパリッと仕上がります。

シワ感はリネンの持ち味なので特性を十分理解して選ぶと良いですね。

寒く感じる

リネンカーテンは天然素材の中では保温性がありますが、機能性カーテンに比べると断熱性は高くありません。

実際、真冬にリネンカーテンだけだと寒さを防ぐには厳しいといった感想です。

対処法

寒さを感じるようであれば遮熱性の高いカーテンを併用する、裾までしっかり覆う丈にするなどの方法があります。

筆者も冬は遮熱カーテンを合わせて使っています。

遮光性がない

遮光性がないリネンカーテン

リネンカーテンは眩しさを軽減する程度の遮光性はありますが、完全に外の光を遮るといった機能はありません。

私は遮光カーテンの閉塞感が苦手だったのと自然の光で部屋を明るくしたかったので、リネンカーテンを使って心地よく暮らしていますが、夜に外の明かりが入らないような状態にしたい場合にはリネンカーテンのみの使用はおすすめできないです。

対処法

遮光をしっかりしたい方は、1級遮光カーテンとの併用をおすすめします。

毛羽が出る

リネンカーテンは毛羽が出る

リネンは植物の茎から採れた繊維でできています。

上等な長い繊維を使ったものであれば基本的に細かい毛羽が出ることはあまりありません。

太めの糸を使用したざっくりとしたリネンや、長い繊維を取った後の2番目3番目の糸を使った生地の場合は毛羽がより出やすいので注意が必要です。

私はそれほど毛羽は気になりませんでした。

また天然繊維であるリネンは植物性のセルロース繊維です。

対処法

リネンカーテンは何度か単独で洗う

気になる方は何度か洗ってから使い始めると良いでしょう。

リネンをたくさんの洗濯物と一緒に洗濯機に詰め込んで洗うと、繊維が折れたりこすれたりして毛羽が出やすくなります。

リネンカーテンのみをたっぷりの水量を使って洗いましょう。

筆者が使っているリネンカーテンのレビュー記事はこちら >>

リネンの特性について

リネンカーテンの特徴

日本麻紡績協会ではリネンの特徴についてこう書かれてあります。

リネン素材は、肌にやさしくサラッとして爽やかな涼感があるのが大きな特性です。

それはコットンやシルクに比べ吸水発散性に優れているため、水分を素早く吸い取りかつ発散させるからです。

リネンは天然素材の中で最も汚れが落ちやすく洗濯にも強い素材です。

繰り返し洗うごとに柔らかさはいっそう増し、白いものはさらに白くなります。

世界の一流ホテルがベッド回りやテーブル回り、バス回りにリネンを使用する理由がここにあります。

リネンの繊維にはペクチンが含まれているため触れてもチクチクせず、常にソフトなのでお肌にあててみたくなります。

さらに防カビ性に優れ雑菌の繁殖を抑制するため匂いも抑えます。

また繊維の中に空気が含まれていて天然のサーモスタットの役目を果たしてくれるので寒い季節には暖かく包み込んでくれます。

つまりリネンはオールシーズンに適した繊維なのです。

引用:日本麻紡績協会より

リネンは夏だけの素材にしておくのはもったいない、年中使える素材といえます。

リネンと麻の違い

リネン=麻だと思われがちですが必ずしもそうではありません。

麻というのは植物繊維の総称です。

例えばジュート(黄麻)ヘンプ(大麻)などがありリネン(亜麻)もその一つ。

植物の種類によって特性が違うためそれぞれ用途も異なります。

ヘンプはカーペット、ジュートは麻袋やロープなどに使われていました。

リネンは中世のヨーロッパでは肌触りの良さと高級な質感から、下着などのランジェリー衣類やタオル・カーテンなどに重宝されていました。

リネンカーテンの素材

リネンカーテンは天然繊維であるリネン(亜麻)を使用した生地をカーテンに仕立てたものです。

リネンの原料であるフラックスと呼ばれるアマ科の植物は厳しい環境下で育ち、特にしなやかで肌触りがよくその上耐久性も高く洗濯に強いという特徴があります。

そのため花粉・ほこり・汚れがつきにくく、ついても落としやすいのが魅力です。

リネンカーテンをおすすめしたいのはこんな人

リネンカーテンはこんな人におすすめ

リネンカーテンをおすすめするのはこのような人です。

リネンカーテンをおすすめする人
  • 気に入った物を長く愛用したい
  • 清潔さを重視したい
  • 健康と環境にサスティナブルな生活をしたい

気に入った物を長く愛用したい

リネンは丈夫で洗濯に強い特性から、洗えば洗うほど手触りが優しくなり洗い込むことでくたっとした柔らかさが増していきます。

気に入ったものを手にしたら長く愛用していきたいとお考えの方にリネンカーテンは理想的な素材といえるでしょう。

むしろ使い込んだオールドリネンを好む方もいらっしゃるくらいです。

リネンの糸は1本の糸の中でも太い部分と細い部分があり、自然な凹凸やネップ(糸のかたまり)のある独特の素材の表情があります。それにより生地に隙間が生まれ、差し込む光や素材感で癒されるのです。

清潔さを重視したい

ネップのあるリネンカーテン
引用:unico

リネンは静電気が起こりにくいため、汚れやホコリがつきにくく取れやすいという特徴があります。

またリネンはペクチンと呼ばれる成分を含んでおり、汚れの染み込みや繊維の毛羽の付着を抑制する効果があるとされています。

カビがついた場合でも洗濯や漂白でケアすることができます。

そのためリネンカーテンはインテリアを常に清潔にしたい方におすすめのアイテムです。

しかし、中には洗濯不可のカーテンもあるため洗濯表示を確認した上で適切なお手入れを行いましょう。

健康と環境にサスティナブルな生活を楽しみたい

リネン生地を巻いたもの
引用:WARDROBEsangetsu

リネンは吸水性や速乾性に優れ肌触りも良いため夏の衣類のイメージがありますが、繊維の中に空気をたっぷり含んでいるため保温性に優れ冬も使える年中無休の素材です。

また、カーテンとして使用しなくなったらキッチンクロスや掃除用クロスに形を変えて使用することができます。

環境に負荷を与えないサスティナブルな生活にも役立ちますね。

リネンカーテン6つの後悔とデメリット:まとめ

リネンカーテンのデメリット

以上、リネンカーテンで後悔する6つのデメリットについて紹介しました。

リネンカーテンで後悔する6つ:まとめ
  • 伸び縮みする
  • 透け感
  • シワになる
  • 寒く感じる
  • 遮光性がない
  • 毛羽が出る

見た目が美しくて肌触りが良いだけでなくとても丈夫で実用的なリネン。

ぽちころ

毎日使うことで自分ものとして育てるような喜びを味わえるのもリネンの魅力です。リネンカーテンの購入で迷われている方はぜひ参考に検討してみてくださいね。

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