カーテンを購入するときにどういったものを選べばいいかわからないという方も多くいらっしゃいます。
- 既製品とオーダーカーテンの違い
- 窓に対してのカーテンサイズはどう決めるのか
- 素材は何がいいのか
- 機能性はどんなものがあるのか
- 何色がいいのか

本記事では快適に暮らすためのカーテンの選び方をご紹介します。ぜひ参考にしてくださいね。
初心者向けカーテンの選び方|既成品とオーダーの違いとは?

カーテンには「既製カーテン」と「イージーオーダーカーテン」「フルオーダーカーテン」があります。
既成カーテンの選び方
メリット | デメリット |
---|---|
・大量生産のため安い ・すぐに購入できる | ・サイズが限られている ・品質や縫製方法がオーダーより劣る ・耐久性が低い |
手に入りやすく価格が安い既製品のカーテンを使ってらっしゃる方は多いです。
何といってもその場で持ち帰れる手軽さがいいですね。

一般的に既製品のサイズは幅100㎝に対して丈は135㎝・178㎝・200㎝の3サイズ展開があるよ
ここで注意が必要なのは大体のサイズ予想で購入すると、丈や幅が足りない・長すぎたなどの失敗が起こってしまうことです。
カーテンサイズが合わないと見た目が悪い、本来の機能性が発揮されないなど様々な問題があるので注意しましょう。
参考記事:カーテン幅が足りない・余る|サイズ調整できる8つの対処法
イージーオーダーカーテンの選び方
メリット | デメリット |
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・1㎝単位でオーダーできフルオーダより安い ・生地種類が豊富 | ・既製品同様に耐久年数は低い ・品質や縫製方法はフルオーダーには劣る |
イージーオーダーは幅・丈などのサイズを1㎝単位で自由にオーダーして注文できます。

オーダー品って高くなりそうなイメージがあるけど‥‥

私もそんな理由でオーダーするという考えがなく既製カーテンを使っていました。
その後に引越した部屋の窓が既製品では見つからなかったため、初めてイージーオーダーカーテンをネットで注文しました。窓にぴったりでストレスなく今も(8年間)使っています。
街にある実店舗よりネット通販はデザインが豊富なので、いつも同じところで購入しているという方は一度ご覧になってみてください。
おしゃれで色々なテイストのカーテンがたくさんあるのでお気に入りが見つかる確率UPです♪

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フルオーダーカーテンの選び方
メリット | デメリット |
---|---|
・1㎝単位でオーダーができる ・デザイン性が高い ・生地のつなぎ目の柄合わせが可能 ・細やかな縫製と高品質な生地で耐久年数は10年以上 | ・納期がかかる ・値段が高い |
予算に比較的余裕があり、カーテンにこだわりたい方はフルオーダーカーテンがおすすめです。
既製品にないデザイン・素材の生地を選べる、縫製・仕様を指定できると細かくカスタマイズができます。
コーディネートの難しい部屋やデザイン性の高い小窓・変形窓などにおすすめ。美しく見えるようにさまざまな工夫を施されているのが特徴です。
デパートやカーテン専門店、大型インテリアショップ、ネット通販などで購入できます。
初めてのオーダーカーテンをネットで購入するのは不安という方はカスタマーサービスの充実したショップを選びましょう。
既成カーテン | イージーオーダー | オーダーカーテン | |
---|---|---|---|
特徴 | ・大量生産 | ・既製品と同じ生地、縫製、仕様で 幅と丈のサイズを自由に指定して 注文できる | ・希望に合わせて既製品にないデザイン 生地や縫製仕様を選ぶことができる |
メリット | ・すぐに買って使える ・値段が安い | 作れる。 | ・比較的低コストで窓に合ったカーテンを・様々な窓に対応 ・多くの生地から選べる ・細かい要望に対応してくれる |
デメリット | ・窓にぴったり合わせにくい ・デザイン数が少ない ・耐久年数2〜3年 | ・オーダーカーテンに比べ縫製・仕様が劣る | ・納品に日数がかかる ・値段が高い |
こんな人におすすめ | ・すぐに欲しい ・引越しや転勤が多い ・模様替えをよくする | ・低価格で揃えたい・できるだけコストを抑えたい | ・サイズを自由に選びたい・予算に余裕がある | ・カーテンにこだわりたい
カーテン選びのポイント
カーテンは面積の広いファブリックなのでお部屋のインテリアをガラッと変えられる重要なアイテム。
でも実際にどのように選べばよいかわからないという方もいらっしゃるでしょう。
ここからは自分好みのインテリアにするカーテン選びのポイントを紹介します。
部屋の雰囲気に合わせて統一感を持たせる
カーテンを選ぶ際は部屋の雰囲気やインテリアとの相性がポイントです。
簡単な方法としては床や壁、ソファ等の大きな家具と同系色のカーテンを選べばお部屋を広く見せ綺麗にまとめることができます。
部屋によって適したカーテン選びも重要で「リビングは暖かな雰囲気になる暖色」「落ち着いて過ごしたい寝室や書斎には寒色」のカーテンがおすすめです。
部屋の雰囲気や用途に合わせてデザインを選ぶと統一感のあるインテリアになりますよ。
窓の種類に適したものを選ぶ

ひとくちに窓といっても引き違い窓(テラス窓)、腰窓(腰高窓)、はめ殺し窓、フランス窓、出窓などさまざまな種類があるので窓に適したカーテンを選ぶ必要があります。
大きさはもちろん、位置や開き方も異なるので窓の種類に応じたカーテンサイズを選びましょう。
特殊な窓は既製品で対応していない場合が多いので、まずは既製品で対応できないか調べてみてなければイージーオーダーで作ればサイズがぴったりで費用も比較的抑えられます。
生地の素材で選ぶ

カーテンに使用される素材は天然繊維と化学繊維に分かれます。
天然繊維 | 特徴 |
---|---|
綿(コットン) | ・優しい風合い ・ソフトな手触り ・摩擦で毛羽立ちやすい |
麻(リネン) | ・さらっとして心地よい ・耐久性・耐熱性に優れている ・吸水性・通気性・透湿性がある |
絹(シルク) | ・発色が美しい ・なめらかな手触り ・虫やカビがつきやすい |
比較
化学繊維 | 特徴 |
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ポリエステル | ・手入れがしやすい ・比較的リーズナブル ・埃を吸着しやすい |
アクリル | ・ふっくらと柔らか ・型崩れがしにくい ・静電気が起きやすい |
ナイロン | ・摩擦や折り曲げに強い ・虫やカビがつきにくい ・静電気が起きやすい |
比較
素材はカーテン選びにおいて大切なポイントです。
ナチュラルなインテリアに合わせたい、通気性の良い空間にしたい場合はリネンがおすすめ。ただし天然素材は洗濯で縮むため、その分を考えて購入サイズを決めましょう。
シワや型崩れが気になる場合は、ポリエステルをはじめとした化学繊維がおすすめです。
素材によっても特徴が異なるため部屋の雰囲気や環境に合った素材を選びましょう。
機能性で選ぶ

カーテンの機能を一覧でまとめたので参考にしてみてください。
遮光1級 | 遮光率99.99%以上。人の顔の表情が識別できないレベル。 |
遮光2級 | 遮光率99.80%以上99.99%未満。人の顔あるいは表情がわかるレベル。 |
遮光3級 | 遮光率99.40%以上99.80%未満。人の表情はわかるが事務作業には暗いレベル。 |
防炎 | 消防法に定められた「防炎性能基準」をクリアした燃えにくい加工が施されています。カーテンに引火した炎が広がるのを防ぐ機能で完全に燃えないというものではありません。 |
形状記憶 | プリーツが崩れにくい特殊加工を施しているので洗濯を繰り返しても美しさが長持ちします。裾の収まりが綺麗で見た目がすっきりします。 |
採光 | 一般的なレースカーテンよりも光を通すためお部屋が明るくなります。 |
チェーンウェイト | 裾におもり(ウェイト)を巻き込んで縫製、なめらかなウェーブを出す加工です。裾の折り返しの縫い目が出ないため見た目が美しくなります。 |
防汚 | 汚れにくいので1年中快適・きれいです。 |
抗菌 | 繊維につく菌の増殖を抑えます。 |
UVカット | 紫外線をカットします。数字が大きいほど、カット率が高くなります。フローリングや家具の日焼けを防ぎます。 |
保温機能 | 冬は暖房熱を逃しにくく室内の温度の低下を抑えます。 |
洗濯OK | 洗濯表示に従って洗濯することができます。 |
遮音 | カーテン生地裏面の樹脂コーティングが室内の音漏れと外からの騒音を軽減します。コーティングしているため通常のカーテンよりも生地にはりがあります。道路や線路など外からの騒音が気になる方、室内でピアノなど楽器を演奏する方にお勧め。 |
遮熱 | 外気を遮り、室内の空気を逃しにくくしてエアコンなどの冷暖房効率を高めます。夏は外からの冷暖房が伝わりにくく冬は室内の暖気を逃しにくくします。 |
裏地つき | 遮光・遮音性を増し、断熱効果をより一層高める裏地のついた仕様です。 |
花粉キャッチ | 花粉やほこりを吸着します。吸着した汚れは洗濯で簡単に落ち効果は持続します。 |
遮像 | 昼も夜も外から室内が見えにくいレースカーテン。明かりをつけてシルエットが映りにくくプライバシーを守ります。他のレースに比べ生地の密度が高いため室内から外の景色が見えづらくなります。昼夜問わず室内のプライバシーを守りたい方にお勧め。 |
ミラー | 反射率の高い糸と特殊な編み込み製法により光を反射させ、日中室内を見えにくくする機能です。プライバシーを守ることはもちろん紫外線もしっかりカットします。室内からは外の様子がわかります。外光が反射することにより効果を発揮するため夜間や雨天の場合効果は得られません。 |
遮光がおすすめの人
光を抑える生地や裏生地を使ったカーテン。お部屋を暗くしてたい方や映画鑑賞にもオススメ。しっかりと遮光したい方は1級遮光、少し光を感じたい方は2級〜3級遮光相当のものを選ぶと良いでしょう。
非遮光がおすすめの人
程よく光を取り入れる非遮光カーテン。生地本来の素材感が出て雰囲気の良いお部屋に。朝、陽の光で目覚めたい方は寝室にもおすすめです。
防音がおすすめの人
外からの音とお部屋からの音の漏れを軽減するカーテン。外からの騒音、音楽やペットの鳴き声の漏れが気になる方におすすめです。静かに眠りたい寝室やお子様のいるご家庭にも。
遮熱がおすすめの人
断熱性のある生地を用いたカーテンやレースカーテン。夏は日差しを遮り冬は冷気を防ぐことで、お部屋の冷暖房効率を高めます。節電節約にも効果的です。
防炎がおすすめの人
万一の火災時に炎が燃え広がりにくくし避難する時間を与えてくれます。高層マンションなど防炎カーテンが義務づけられている場所にお住まいの方におすすめです。
遮像がおすすめの人
外から室内が見えにくくなっているレースカーテン。外からの視線が気になる方や女性の一人暮らしにもおすすめです。
UVカットがおすすめの人
部屋の床や家具の日焼けを軽減する紫外線カットができます。紫外線カット率の表示があるものは数値が高いほど紫外線をカットします。
カーテン購入後によくある失敗例
カーテンは安い買い物ではありません。特に窓が多い家ですと費用もかかるため絶対カーテン選びに失敗したくないですね。
カーテン購入のよくある失敗を紹介するから参考にして未然に防ぎましょう。
サイズを測り間違える
【関係者各位】引っ越し後散々、短い・丈足りてないと言われていたカーテンを買い換えたのですがまた丈足りてませんでした。出直してきます。 pic.twitter.com/9qE75YYRXa
— 星倉ハル (@hl_hskr) August 4, 2019
最も多いのがカーテンサイズの測り間違えです。
せっかく買ったカーテンが短かったり、長すぎて床に擦ってしまっては台無しですよね。
特にオーダーカーテンは、受注生産品となるため返品・交換は基本的に受け付けていないところがほとんどです。
カーテンサイズを測る際は窓枠ではなくレールの長さを基準にきちんと測りましょう。

測り方はこちらを参考にしてみてね♪
一人でできる【保存版】カーテンの簡単な測り方|一人でできる失敗しないコツ
新築の場合はレールの取り付けから必要になる場合が多いです。窓サイズからの予測でカーテンを作ると微妙なずれが生じてしまう可能性があるので注意が必要です。カーテンレールがついてから採寸するようにしましょう。
なお、カーテンレールをつけた後にエアコンの設置や家具が邪魔になってしまうことも少なくないため、窓まわりの家具や電気機器の配置をしっかり考えましょう。
どうしても自分で測るのが不安・間違えたくないという場合には出張採寸してくれる業者に採寸してもらうと安心ですよ。
部屋の雰囲気と合わなかった
実際カーテンをかけてみるとイメージとなんか違う‥‥ということもありますね。
イメージと実際のカーテンとのギャップを防ぐためにも、サンプル請求で実際の生地の確認をおすすめします。
家に来てもらってカーテン見積もりをする場合は別ですが、お店でカーテンを決める際は部屋の写真を持っていくなどして、部屋にカーテンをかけたときのイメージがしやすいようにすると良いですね。

無料サンプル生地がもらえるお店はこちらも参考にしてみてね。
購入後に他店で安いカーテンを見つけてしまう
大手メーカーのカタログ商品はお店によって値段に差が出ることもよくあります。
2〜3店舗を回って値段を比較したり、ネットショップで下調べをして納得のいくお店で注文することをお勧めします。

遮光カーテンにしなければよかった
家を建てて初めて全部のカーテン閉めたなwww
— つもちゃん(cv高橋李依) (@417kiyoAnzu) September 18, 2022
写真はスマホが明るく撮れるようになってるけど実際は案外暗い。
遮光カーテンだから。 pic.twitter.com/1bmGh5DEF8
遮光カーテンを選んだらお部屋が暗くなってしまったということもあります。
遮光カーテンは光を遮るのでどうしてもお部屋が暗くなってしまいがちです。
特に人が集まるリビングは遮光ではないカーテンがお勧めです。
また逆に外から見えにくい目隠し機能のあるものにしたらよかったと住み始めてから気づくといいうケースも。
お部屋に入る光の入り方、明るさや人目の有無、窓辺の環境を確認してその窓に必要な機能を選びましょう。

引越し当日にカーテンが間に合わなかった

カーテンを注文したら届くのが遅くて引越しに間に合わず部屋が丸見え‥‥なんてことに。
大型連休・年末年始・2月3月の引っ越しシーズンなどは、注文が混み合うため通常より日数がかかる場合もあります。
カーテンの仕様やサイズ、枚数によっても変わってきますが一般的に注文から納品まで5〜14日程度みておくと良いでしょう。
希望の納期が繁忙期とかぶってしまいそうな場合は余裕を持って注文するのがお勧めです。

最短で翌日出荷可能のオーダーカーテンのお店もあるよ♪

急いでたら助かるね!

\ カーテン通販おすすめ9社をくわしくご紹介! /
【初心者向け】カーテンの選び方:まとめ
カーテン初心者さんに向けて、知っておきたい基礎知識やポイントについてご紹介しました。

一番のポイントはカーテンサイズを正しく測ることです。
ここさえ押さえていれば、あとは好みのカーテンを選ぶだけ。
予算に合わせて既成カーテン・イージーオーダー・フルオーダーなどから、あなたのお部屋のインテリアにぴったりなものを探してみてください。
ネット通販ではたくさんのテイストのカーテンがあるのでじっくり選んでお気に入りのものを見つけてみてくださいね♪